HON MONO WORKSのhonです。
今回のテーマは、”左利き”について。
初めに言っておくと、私自身は左利きです。ただし、文字を書くことだけは小さい頃に右に矯正済。
このブログを見ている左利きの皆さんはきっと共感してくれると思うのですが、世の中って、右利きの人が使うように設計されたものが多すぎだと思いませんか?日本は右利きの人が圧倒的に多いし、当たり前の流れなのかもしれませんが。
有名どころでいうと、スープバーのお玉とか、改札とか、自販機あたり。このへんは私ももう慣れっこです。
しかし、キャッシュレスメインになってから多用している『クレジットカード』。最近になって、これも右利き仕様であることに気がつきました。厳密にいうと、ICチップ部分を端末にセルフで差すタイプの決済のときです。
カードを左手でお財布から出して端末に差すためには、ICチップの付いた方向へ向けるために、180度持ち替えないといけません。そして支払った後も、順番待ちの人を気にして急いでいた日には、カードが逆さまの状態で収納されてしまうこともしばしば。。特に、スーパーでの支払い時にこうなりがち。(タッチ決済、どんどん導入されてほしい・・・)
なんだこんな些細なことをわざわざ書くな!とも思われそうですが、こんな些細な『右利き仕様』が、世の中には本当に多いと昔から感じています。
こんな世の中への反骨精神で!というわけでもないのですが、
ミニウォレット”ATTA”は意識的に左右対称デザインにし、カードや小銭の取り出し方向も全て同じ向きにしました。
熊鈴の雷鳥さんも両面にいるので、左右どちら側でも使える仕様。
作り手として、できる限りは『右利きの人も左利きの人も、平等に使いやすいデザインを。』少なくとも、私が考えたものはこうありたいな〜と思い製作しています。
・・・とは、いうものの。
それは完全に無意識の場合もあれば、意識することで順応するパターン、どちらもあると思います。左利きである私自身、先ほど述べたクレジットカードの件もすぐに慣れ、意識的に一連の動作が行えるようになりました。
このあたりはその人の性格にもよる部分かと思いますが、単純にいちいちイライラするエネルギー、もったいない。しかし、右も左も関係ない道具であれば、初めから誰もモヤモヤしなくていいよな〜とも思うのです。
そういった意味での、”使いやすさ”。私はそれも大事にしたい。(何よりも、自分が使いたいものを作りたいからなのですが。)
新しいものを考える時間は、そんなことも意識しつつ、案を練っております。
それでは最後に、左利きならではのハサミにまつわる私の苦悩話を・・・
『右利き用ハサミを左手で使うことに慣れすぎたせいで、左利き用ハサミも逆に使いにくく、結果、切れない。』このことについて。笑
これ、地味に同じ境遇の人が結構いると思っているのですが、左利きの皆さん、どうでしょう・・・?
左手で使う右利き用ハサミって、慣れていても変な力の入れ方をしないと、なかなか切れないんですよね。ハサミの構造的に。
短時間の使用や、切れ味のいいハサミであれば問題ありませんが、何か作業で長時間使う時なんかは、ずっと変な力の入れ方をするばっかりに、手もどんどん痛くなってきて、、、ほんとに、、切れない、、、
ときたまに発生するこの現象、地味に悩まされています。こればかりは、順応しているつもりができていない・・・
解決策があればどなたか教えてください!笑